熱中症対策
シャワーやミスト扇風機で爽快クールダウン!「アクエリアス」の提供も!
真夏の太陽が照りつける暑さの中で行われた今大会。予想最高気温は両日ともに33~34℃と猛暑日一歩手前で、好天にも恵まれたことから「暑い」だけでなく「熱く盛り上がる」大会となりました。
会場ではピット各所にミスト付き扇風機を設置したり、コカ・コーラ様提供の「アクエリアス」冷たいドリンクをお渡し提供したりといった地道な取り組みも。西側エリアにはテント式シャワーが設置され、レースを終えた多くの選手がクールダウンしていました。中にはレース前からシャワーを浴びる参加者もいて、「最高です」「生き返ります」といった声が聞かれました。
そのほか水分補給などの対策は公式ウェブサイトや会場内での放送でも繰り返し呼びかけられ、主催者と参加者が一体となってさまざまな予防策を講じました。かき氷やアイスクリームの売り場も大盛況で、クーラーボックスやハンディ扇風機、ネッククーラーを持ち込む参加者も多く見られました。
MC紹介
今年も大会を盛り上げたMCとレース解説!
MCは今年もお馴染みの3名が担当。メインMCは数々の自転車レース中継を担当した経験を持つDJがらぱさん、レース解説は元シマノレーシングの秋丸湧哉さん、そして今年は何度も会場レポートに繰り出したサイクルライフナビゲーターの絹代さん。
レースの展開をDJがらぱさんがテンポ良く紹介すると、選手たちが今どんな駆け引きをしているか、今後のレース展開の予測などを秋丸さんがわかりやすく解説してくれます。息の合った掛け合いで、丁寧に実況中継されました。レースに動きがないときには、熱中症対策やレース中の補給食に関する話など実用的な情報を紹介することも。レースの合間には絹代さんが会場内を歩き、ウィーラースクールの様子、プロ選手へのインタビュー、出展社PRブースの様子などを楽しくレポートしてくれました。
最終日に行われた「シマノ鈴鹿ロードレースクラシック男子エリート」では、MCブースに元プロロードレーサーの今中大介さん、中島康晴さんも登場。5人の軽快なトークで熱戦を解説してくれました。
メインMCのがらぱさんに、2日間の感想を聞きました。「今年もここ鈴鹿サーキットで選手たちの熱い走りを中継できてうれしく思います。今回はコロナによる規制もなくなり、参加している選手の笑顔や応援している皆さんの声を聞いて、本来のシマノ鈴鹿ロードが戻って来たなと実感しました。会場で話を聞くと、初めてのレースとか、ロードバイクに乗り始めて1年未満という方も多く、すそ野の広がりを実感しました。皆さまの笑顔を見て、夏には絶対に必要なイベントだなと、あらためて確信いたしました」
表彰記念クリアファイル
<富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社>
勝者を称えるクリアファイル
各レース1~3位の入賞者に、メダルとともに贈られる「表彰記念クリアファイル」。フォトセッションで撮影したばかりの写真を、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社様の技術によってその場でプリント。表彰台での最高の1枚を、オリジナルのクリアファイルにしてくれます。さらにスプリント賞の受賞者にもクリアファイルが手渡され、受け取った選手からは「めっちゃうれしい!」という声も。「このクリアファイルを毎日会社で見ながら、来年のレースに向けてまた1年頑張ります」と語る選手もいました。チームメイトにも好評だそうで、絆が強いロードレースイベントらしさがうかがえました。
テクニカルサポート
メンテナンス不足によるトラブルは減少
レースでの転倒によるトラブルが相対的に増加
レース会場での突発的なトラブルに対応するテクニカルサポート。自分で点検や整備を行うセルフメカニックコーナー、シマノメカニックがレース前の不調に対して応急処置を行うシマノテクニカルサポート、部品交換が必要な場合に有償で対応する有償メカニックコーナーという態勢でサポートしました。
メカニック担当者によると「以前は多かった明らかなメンテナンス不足で駆け込むケースは少なくなるなど、トラブルの質が変わっている」とのこと。その理由として、ロードバイクのディスクブレーキやDi2の普及が考えられるといいます。
「特に油圧ディスクのオイルブリーディングなどは、ユーザーが自分で調整するのはハードルが高いので、ショップに定期的にメンテナンスをお願いする方が増えたのでは。また、Di2は変速ケーブルの伸びがなく、最初に変速調整をしてしまえばその後はほぼ変速調整の必要がありませんし、ディスクブレーキ化で普段からレース用のホイールを使う人も増えているため、ホイール交換で変速調整が必要になるケースも減っているかもしれません」
メンテナンス不足に関するトラブルが減る一方で、レース中に転倒してトラブルが発生したと駆け込んでくるケースの割合は相対的に増えているそうです。
「転倒時にリアディレイラーが地面に当たってディレイラーハンガーを曲げてしまうケースがあります。そんな時はディレイラーハンガーを交換することになりますが、部品がないと現場では対応できません。予備のディレイラーハンガーを携行することをおすすめします」