シマノレーシング50周年特別展示
デュラエースと共に戦ったシマノレーシング50年の歴史が一堂に
1973年発足の自転車ロードレースチームであるシマノレーシング。今大会では、設立50周年を記念して「シマノレーシング50周年特別展示」を開催。大阪府堺市のシマノ自転車博物館に所蔵されている収蔵品のなかから、実際にレースやトレーニング、製品開発やテストに使われた歴代のバイク11台と、同時期に着用されたチームジャージを展示。常設展示されていない貴重なコレクションに、多くの自転車ファンが足を止めて見入っていました。
フレームの素材はクロモリからアルミになり、やがてカーボンへ。ユニフォームはウールから化学繊維へ。ダブルレバーだった変速レバーが、デュアルコントロールレバーに。さらに、油圧ディスクブレーキやDi2、カーボンホイールなども登場し、機材的にも激動だった50年の変遷が一目でわかりました。
展示コーナーの担当者にお話を聞いてみました。「創部から50年を迎えるシマノレーシング。その歴史を振り返り、年代ごとに11テーマに分け、実際にレースで選手たちが使用した機材とジャージを収蔵品のなかからセレクトとして展示しました。それぞれのバイクとジャージに、その時代の革新的な技術が見られます。展示車をよく見ていただくと、装着されているデュラエースの変遷もわかります。また、ご家族と一緒にご来場されたお子さんが、将来『あの夏に行った遊園地に自転車があったよな』と思い出していただけるよう、シマノ鈴鹿ロードをイメージした塗り絵を作って楽しんでもらえるコーナーも作ってみました」
懐かしい自転車に釘付けになる方、夢中になって塗り絵を楽しむ子どもたち。世代を超えて日本の自転車文化の歴史と未来を体感できるエリアとなりました。
〈シマノ自転車博物館〉
インターネットライブ中継
自宅でも会場でも、ネットにつないで白熱したレースを観戦
今大会でもYouTube Liveを活用したインターネットライブ中継を、2日間にわたり全種目で実施しました。さらにシマノレーシング50周年特別展示会場や出展社PRブース内の突撃レポートもライブ中継。自宅に居ながらにして家族や仲間の戦況、さらには会場の雰囲気を疑似体験できたのではないでしょうか。
会場内では、鈴鹿サーキット常設の大型ビジョンや、ピット内に設置されたモニターでも視聴ができました。目の前を走る生のレースシーンに加えて、観戦エリアから遠い場所でのレース展開も観ることができ、レース全体を把握することもできました。仲間がトップでゴールした瞬間を大型ビジョンで観ていたチームメイトが、思わず万歳して喜ぶシーンも見られました。
さらにMCエリアの実況や解説、テロップで順位やタイム差も表示。まるでプロロードレース中継のような構成で放送されました。まだ観られていない方は全編をアーカイブで視聴できますので、ぜひ下記URLからチェックしてみてください。
●大会当日のインターネットライブ中継は下記にてご視聴いただけます。
〈第38回シマノ鈴鹿ロード 8月19日(土)〉
〈第38回シマノ鈴鹿ロード 8月20日(日)〉
レース速報<LAP CLIP>
レースの順位やラップタイムをリアルタイムにチェックできるサービス
「LAP CLIP(ラップクリップ)」は、全レースのラップタイムや周回数、レース途中の順位を手元のスマートフォンやタブレットなどを使って、リアルタイムにチェックできる便利なサービスです。レース終了後も周回数やタイム、着順*をチェックすることもできます。
初日は1時間サイクルマラソンや2時間エンデュランスなどのレース中に、ピットで現在の順位や他チームとのタイム差をチェックする家族や仲間の姿が目立ちました。
「学校の自転車部の仲間と一緒に2時間エンデュランスに参加しています。順位は上がったり下がったりですが、仲間のがんばりや上位チームとの差がリアルタイムでわかるので便利ですね」とピットエリアで交代待ちの間にラップクリップを確認していた選手は話してくれました。
2日目のシマノ鈴鹿ロードレース クラシックでは、周回ごとに目まぐるしく入れ替わる順位や、集団から飛び出した選手のタイム差を確認しながら、レース展開に胸を躍らせることもできました。
*…最終のレース結果は公式リザルトにて掲載しております。
〈第38回シマノ鈴鹿ロード 公式リザルト〉