ホイール、コンポーネントの試乗ほか、シューズのフィッティングも好評

今大会のシマノPRブースでは、Di2ワイヤレス変速を搭載したシマノ105 ST-R7170シリーズを筆頭に、S-PHYERシューズ、LAZERのヘルメットなどを約半分のスペースを使って展示。ほかのスペースでは、シューズのフィッティングほか、Di2搭載車の試乗に加えて、試乗用ホイールをご自身のロードバイクに装着して試走できるサービスも実施しました。
屋外イベントでは久しぶりの試みとなったシューズのフィッティングエリアには、終日多くの方が訪れ、フィット感を確認したり、スタッフから適正サイズをアドバイスしてもらったりする姿が見られました。

「自分が思っていたより、１サイズ以上小さいサイズが適正とわかりました。これで、安心して公式オンラインショップから購入できます」「初めてダイヤルを回してフィットさせるBOA仕様のシューズを履きましたが、簡単なのにしっかりとフィットでき、脱ぐときも楽なのがいいですね」などの感想が聞かれました。

また、デュラエースC50ホイールをご自身の自転車に装着して試走した方は「ホイールを変えるだけで、ここまで剛性感やペダリングの軽さが変わるとは思いませんでした」と話していました。ワイヤレスで変速する105 Di2のデモ機の展示にも多くの方が足を止め、スタッフに熱心に質問する姿が見られました。

最新モデルの試乗車から物販まで、約50社のブースがずらり

鮮やかなテントが並び、お馴染みのブランド名がプリントされたフラッグが風になびく出展社PRブース。今年は完成車、パーツ＆アクセサリー、ウェア、サプリメント、カー用品、キャンピングカー、自治体、自転車専門学校など、様々な業種から約50社のブースが集結し、まるでお祭りのような賑やかな雰囲気になりました。

多くのブーススタッフが「コロナ禍の規制もなくなり、本来の賑やかな雰囲気が戻ってきましたね」「今年のシマノ鈴鹿ロードは、今まで以上に熱い」と口にしていた今大会。試乗車を用意したブースのスタッフは、「新型のハイエンドモデルを名指しで試乗される方が多かったです」とのこと。ほかにもシューズのフィッティングや、ホイールの試乗を行なった各ブースにも、多くの参加者が来られた様子でした。

ユニークなところでは、地元・三重県のキャンピングカーメーカー「ダイレクトカーズ」が、国内で初めてトヨタ／ハイラックスをベースに作ったというキャンピングカーを展示。お隣のブースには、UCIロード世界選手権の公式ラックサプライヤーにもなった「シーサッカー」のサイクルラックの展示も。クルマのルーフに工具を使わずに取り付けられる独自のシステムについて、熱心に質問する参加者が目立ちました。クルマに自転車を積んで遠方のレースに遠征したり、旅に出かけたりするスタイルの提案が新鮮でした。