小学1-2年 / 3-4年 / 5-6年 男子・女子
上位入賞、完走など、それぞれの思いを胸に
小学生が元気いっぱいサーキットを走る
小学生クラスはシマノ鈴鹿ロードの個人種目の中で最も低年齢の小学生が走るクラス。現在トップ選手として活躍する選手の中にも、シマノ鈴鹿ロードの小学生クラスでレースデビューを果たしたという選手も多く、そういう意味ではトップ選手への登竜門という見方もできます。レースは1~2年生、3~4年生、5~6年生と2学年ずつに分けて行われ、男女別にレースが繰り広げられます。レースは土日とも開催され、毎年多くの小学生ライダーが参加しています。
レースに2日間出場する選手も多く、中でも小学1~2年生男子は大野嶺選手、同女子は小島真音選手、小学3~4年生男子は山口登新選手、同女子は佐野真麻選手が土日両日優勝を果たしました。上位の選手はスタートから勢いよく飛び出したり集団で先頭交代しながら走ったりと大人顔負けの走りを見せる一方、マイペースで完走を目指す選手も少なくありません。そうした選手の中にはスタンドを外した普段使いの自転車で参加する選手もいて、この種目が自転車を楽しむ入り口になっていることがうかがえました。
中学生 男子
中学生たちの真剣勝負は大人顔負けのスピードと迫力
JCF未登録の中学生男子だけで争われるクラス。フルコース2周で競い、最終周回にはスプリント賞のポイント争いもあるため、短時間ながらギュッと濃縮されたレースです。土日の両日開催で、土曜日のレースには約40人、日曜日のレースには約30人が出走しました。
このうち土曜日のレースは、スプリント賞のポイント争いをきっかけに3人が飛び出しました。3箇所のポイントラインはすべて松田奏太朗選手が先頭で通過し、最終的には2位に30秒ほどの大差を付けて先頭でフィニッシュ。松田選手は翌日の同種目でもすべてのポイントラインを先頭通過し、最終着順でもトップでフィニッシュする2日間連続完全制覇を達成。圧倒的な強さを見せつけました。
マスターズ 40+ / 50+ / 60+
40歳代以上の年代別レース。「ライバルはみんな同世代」ゆえに熱いバトルに
マスターズは40歳以上の世代による年代別レースで、40歳以上の40+、50歳以上の50+、60歳以上の60+の3つのクラスを設けています。40+と50+はフルコース2周、60+はフルコース1周で行います。
大会2日目の日曜日の始まりを告げるレースとなった40+は2組に分かれて実施。1組目、2組目とも、最終周回のスプリント賞のポイントをかけた周回でレースが活性化し、1組目は数人が先行、2組目は集団が縦長に伸びペースアップしました。最終的に優勝争いは大集団でのゴールスプリントに委ねられ、1組目は中前元久選手が優勝。2組目はロングスプリントを決めて後続を僅差で振り切った森俊夫選手が勝利しました。
今年は例年のようにレースの優勝とスプリント賞トップを同時獲得するような選手は現れませんでしたが、マスターズ60+ではレースで優勝した高橋信宏選手がスプリント賞でも2位に食い込むなど強さを示しました。