シマノ鈴鹿ロード

ハンドサイクル エキシビション/ミルキー

ハンドサイクル エキシビション

パラサイクリング周知のために始まった公開種目

障がい者による自転車競技パラサイクリングは1984年から、またその種目の一つであるハンドサイクルは2008年の北京パラリンピックから正式種目となり、2020年の東京パラリンピックでも実施されました。シマノ鈴鹿ロードではパラサイクリングを広く知ってもらおうと、毎年公開種目としてハンドサイクルエキシビションを行っています。
ハンドサイクルは下肢が不自由な人のために作られた、手でクランクを回して走る自転車。ブレーキや変速もすべて手元で行います。競技用のバイクは地を這うような低く平たい形で、ライダーが仰向けに近い姿勢でバイクに乗ります。選手によると、下りでは時速70km以上のスピードが出るそうです。

今年は11名の選手がエントリー。号砲とともに一斉にスタートすると、2018年に優勝している田中誠治選手が力強い加速で飛び出し、最後まで先頭を譲ることなくトップでフィニッシュ。東コースを8分35秒25で駆け抜け、平均時速は30.74km/hをマークしました。
このレースに参加する選手は、それぞれ「昨年のベストタイムを更新したい」などの目標を持って取り組んでおり、パラサイクリストにとっても目標のレースになっているそうです。





ミルキー

0歳から参加OK、本物のサーキットを走れるチャンス

大会のトリを飾ったのは、0~6歳までの未就学児が対象のレース。大人のレースと同じサーキットコースのスタートラインから飛び出すちびっこたちが、年齢別の組に分かれてホームストレートを疾走します。低年齢の組では兄弟が一緒に歩くというアシストも。年齢が上がると、ドロップモデルでのスピード感ある走りや見事なブレーキングも披露されました。ゴール後には、サーキットの絶好のロケーションで記念撮影をするチャンスもあります。

今大会最年少の参加者は、この日8カ月を迎えたとうまくん。お母さんが押すベビーカーの中で、ナンバープレートをしゃぶりながらのゴールとなりました。また、愛知県から参加のご家族は「友達に誘われてみんなで遊びに来ました。わが家からレースに参加したのは、このミルキーに出た息子だけです(笑)」とのこと。ミルキーは当日申し込み制なので、来場してから決める「飛び入り参加」も大歓迎。キッズの愛車はもちろんのこと、家族が引くトレーラーなどでもエントリーできます。





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