5ステージ・スズカ
中間スプリント賞を新設!目が離せない展開に
4〜6人のチームで5つのステージに挑む5ステージ・スズカ。ツール・ド・フランスのようなステージレースの形式で行い、走力に加えて戦略も重要なカギとなります。今年は「個人総合時間順位」「個人総合時間ジュニア順位」「団体総合時間順位」に加え、各ステージに設定された中間ポイントの合計を競う「中間スプリント賞」を新設。各チーム間の思惑が入り乱れるレース展開が予想されました。
“Nerebani”と“mkw”が個人・団体順位を争う
レースは第1ステージを制した川崎嘉久選手を擁する“Nerebani”と、団体総合時間順位で首位に立った“mkw”の両チームを中心に展開。今年はフルコースで実施した第2ステージ・個人タイムトライアルでも川崎選手が1位となり、一方 “mkw”は団体総合をキープ。続く第3ステージ・チームタイムトライアルでも大きな動きはなく、個人・団体ともに勝敗の行方は第5ステージに持ち込まれました。
波乱の最終ステージでは大逆転劇が展開
“Nerebani”の川崎選手が、最終周回に入る前にゴールしたと勘違いするハプニングが発生。この隙を突いて“バルバサイクルレーシングチーム”が仕掛けたアタックに、個人総合時間順位2位に付けていた“mkw”の神谷啓人選手が乗り、5名による逃げ集団を展開。このまま5名は逃げ切り、神谷選手は後続の集団に残った川崎選手に大差をつけゴールしたことで個人総合時間順位が逆転。“mkw”が個人・ジュニア・団体順位のすべてを獲得するというドラマチックな幕切れとなりました。新設の中間スプリント賞は、“Nerebani”の中司大輔選手が獲得しました。