シマノ鈴鹿ロード

トピックス

インターネットライブ中継

すべてのレースをインターネット中継でリアルタイム配信する初の試み

今年のシマノ鈴鹿ロードでは、初の試みとしてすべてのレースをYouTube LIVE中継でリアルタイム配信しました。各レースにバイクカメラが付き、主に先頭集団を中心に撮影。動画はインターネットを通じて全世界に配信されたほか、会場の大型ビジョンやモニターでも随時流されました。実際のレースと並行して行われたバーチャルシマノ鈴鹿ロードの模様も配信されました。

シマノ鈴鹿ロードクラシックスをピットウォールで観戦しながら、大型ビジョンで戦況を見つめていた参加者は「ホームストレート以外のレース展開が分かりやすく、レースの動きがリアルタイムで分かるので面白い。この映像がインターネットでリアルタイム配信されているのなら、会場に来られない人もこのレースを楽しめるわけで、素晴らしい試みだと思う」と話してくれました。もちろん参加者が自らのレースの模様を応援に来られなかった家族や友人らに見てもらうこともできます。より多くの方にシマノ鈴鹿ロードのレースの雰囲気を楽しんでもらうことができるようになり、これをきっかけにシマノ鈴鹿ロードに参加してみたいと思う方が増えるかもしれません。

●大会当日のインターネットライブ中継は下記にてご視聴いただけます。

〈【アーカイブ】第37回シマノ鈴鹿ロード LIVE 2022/8/20 〉
〈【アーカイブ】第37回シマノ鈴鹿ロード LIVE 2022/8/21 〉





レース初心者講習会

レース前の心構えと鈴鹿サーキットに特化した安全な走り方を伝授

講師は、かつてイタリアのプロチーム「チーム・ポルティ」に所属し、日本人で初めてツール・ド・フランスに出場した今中大介さん。両日ともに、朝7時から7回(土曜のみ8回)の講習が実施されました。

「初レースで大切なことは、ソワソワしないこと。落ち着いて、周りを見ながら走り、実力以上のスピードを出さないこと。実業団の選手でも、スタート前は落ち着きません。そんなときは、深呼吸をして緊張を解きましょう。冷静に、熱くならず、遠くを見て走りましょう」と今中さんはレーススタート前に実践すべき心構えを教えてくれました。

続いて鈴鹿サーキットでとくに落車事故が多い場所を紹介。「3位は、ホームストレート。ゴール前に下を向いてスプリントしてしまうと、前を走る周回遅れの選手に衝突する可能性があります。2位は、スプーンカーブ。下りから上りになることで、先行選手の速度が落ち衝突しやすくなります。そして1位は、デグナーカーブ。広さはあるけれど、集団で走るにはかなり急なカーブで、曲がり切れないことがあります。今日は、安全に楽しくゴールすることを目標に走ってください」

約10分の講習とは思えないほど、濃い内容でした。これからもレースの前に今中さんの話を思い出して、常に冷静に走りましょう。





熱中症対策

レース後はシャワートンネルにミスト扇風機で爽快クールダウン

今年の大会は両日ともに、幸い35℃を越えるような猛暑日とはなりませんでした。それでも湿度は上がり、不快指数が高い状況となりました。会場内には参加者はもちろん観戦者も安全に過ごせるよう、いくつかの熱中症対策が施されました。

ピットレーンには大型の扇風機を配置。なかには風と一緒にミストが噴射される業務用の機材もあり、走り終えた選手がヘルメットを外し、爽やかに噴き出す涼しげなミストに頭を向けて涼をとる姿が見られました。

レースを終えてピットや駐車場に戻る際に通過する西側のエリアにはシャワートンネルを設置。自転車に乗ったまま通り過ぎる人もいれば、自転車を置いて全身ずぶ濡れになるまでシャワーを浴びて体温を下げる参加者もいました。熱い中、ほんとうにお疲れさまでした。







MC紹介

久しぶりの大会を盛り上げたMCに、今大会の印象を聞いてみました

今年のシマノ鈴鹿ロードは、MCがらぱさん、絹代さんが進行を担当。レース解説には、元シマノレーシングの秋丸湧哉さんを中心に、途中、今中大介さんも加わり、レースの展開をわかりやすく解説してくれました。

3年ぶりの開催となった本大会。MCブースからは、「待ちに待ったシマノ鈴鹿ロード。皆様の興奮がMCブースにも伝わります」「キッズたちのレベルアップに驚かされます」など、久しぶりの開催への喜びと、前回大会との違いを語る声が何度も聞かれました。

絹代さんからは「今年会場を歩いて気づいたのは、ビギナーが増えたことです。ロードレースもサーキットを走るのも初めてという声を何度も聞きました。女子2名で2時間エンデュランスに参加したり、若い世代も確実に増えましたね。また、今までは家族全員で参加するファミリーが目立ちましたが、今回は子どもだけがレースに参加し父母は応援、そんなスタイルの家族を多く見かけました。キッズのレベルも上がっていて、家族の楽しみ方も変わってきたなと思いました。女性が増え参加者の服装もかわいくなっていたり、ハードルが下がり初心者にやさしい大会になってきたのかなと思います」といった大会全体の印象が語られました。






レース速報 <LAP CLIP>

順位やタイムなど、リアルタイムでレース展開がわかる便利なサービス

レース開始後、スマートフォンを使って、リアルタイムで、周回、順位、ラップタイム、カテゴリー内でのトップとの差などを知ることができるインターネットサービスが「LAP CLIP」です。この大会でも全競技種目、LAP CLIPで経過や結果を知ることができました。

使い方は簡単。LAP CLIPのサイトを開き、「大会名」「レース」を選択。出場する選手の名前やチームのゼッケンで検索すると、該当する情報が表示されます。

とりわけ「2時間デュランス」ではピットに残る選手や仲間が自分たちのチームの順位やタイムを「LAP CLIP」で確認しながら、その後の選手交代やペース配分をコントロール姿が目立ちました。

会場内でスマートフォンを使ってリアルタイムで順位やタイムを確認することもできれば、自宅に居ながらにして仲間や家族のレース展開を知ることもできます。レースが終わってからも詳細な結果が記録されていて、周回ごとの順位やタイムの推移などをグラフで確認することもできます。自分たちのレース展開を反省するもよし、次のレースに向けた作戦をたてるための材料とするにも役立ちます。







優勝記念カレンダー付きクリアファイル
<富士ゼロックス株式会社>

表彰式の歓喜のシーンが写ったクリアファイルが、あっという間に手渡される

今大会では「富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社」の協賛で、優勝者と3位までの入賞者に表彰式で撮影した写真をプリントした「カレンダー付きクリアファイル」がプレゼントされました。

表彰台に入賞選手が上がり、メダル授与のあとには恒例のフォトセッションが。専属スタッフがその様子をしっかり撮影するや、表彰台裏にあるプリントブースに猛ダッシュ。データをパソコンに取り込み、それをプリンターに送ると、瞬時にカレンダー付きのクリアファイルができあがります。

企業の商品宣伝やプレゼンテーション、イベント用として使われているプリント機材を利用して、心に残る記念品を製作。シマノ鈴鹿ロードだけではなく、シマノバイカーズフェスティバルでもお馴染みとなった人気のサービスが今回も展開されました。

「これが欲しかったんです」「いい記念になります」「今日来られなかったおばあちゃんにプレゼントします」など、クリアファイルを手にした選手とその家族から喜びの声が聞けました。







テクニカルサポート

レース前にはレース用の装備での点検や試走を!

レース前、不運にも会場での突発的なトラブルでバイクの修理・調整が必要になった場合、困りごとに対応するテクニカルサポート。工具を借りて自分で作業するセルフメカニック、出走直前のトラブルに応急処置を施すシマノテクニカルサポート、部品交換が必要な場合の有償メカニックという3種類のサポートを行っています。

メカニック担当者によると、今回のシマノ鈴鹿が久しぶりのレースという参加者が多かったからか、「レース用のホイールに付け替えたら変速の調子がおかしくなった」という方が少なからずいらっしゃったそうです。また、ディスクブレーキ仕様のロードバイクが増えたこともあり、ディスクブレーキの音なりに関する相談も多かったとのこと。

「ホイールを変えると変速の調整が必要になることがあるので、できればレースの1週間前までにレース用のホイールを装着した状態で試乗し、不具合を調整した上でレースに臨むことが重要です。ディスクブレーキ搭載車に関しては、ローターを曲げないように、油圧式の場合はホイールを外した状態でブレーキレバーをうっかり握らないようにスペーサーを入れるなど、輸送時の養生をしっかりしてください」






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