シマノ鈴鹿ロード

レース(チーム種目)

2時間エンデュランス

ホームストレートに色とりどりのジャージの花が満開。シマノ鈴鹿の人気種目

2人から4人までのチーム、またはソロで2時間で何周走れたかを競う2時間エンデュランス。カテゴリーは女性選手だけのレディース、JCF登録選手を含むJCF登録、チームの人数別、ソロがあり、カテゴリー別に順位が決まります。スタート前は各チームの第1走者とソロカテゴリーの選手がスタートゲートを先頭に並びますが、例年に比べ人数は少なめとはいえ、ホームストレートの上り口付近まで色とりどりのジャージを着た選手たちが並ぶ様子は圧巻の一言。シマノ鈴鹿ロードで1種目としては最大の参加人数を誇るだけはあります。

号砲とともにバイクの先導で緩やかにスタートするローリングスタートが切られ、参加者の大集団が少しずつ動き始めます。最後尾の選手がスタートラインを通過するころには、集団の先頭がシケインにさしかかろうとしていて、参加人数の多さを感じさせます。とはいえ、先頭集団はロードレースさながらの先頭交代をしながらハイペースで周回するものの、自分たちのペースを守って楽しく走るチームも多いのがこの種目の特徴。先頭集団以外にも脚の合う選手たちが集団を作り、協調して周回を重ねる場面も多く見られました。

先頭集団は1時間経過時点でも50人ほどが残っていましたが、少しでも人数を減らしたい選手が積極的にアタックし、最終的にはソロカテゴリーの3人、人数別カテゴリーの1人の逃げグループが集団に大差を付け、最終的にこの4人によるゴールスプリントで勝負が決しました。

先頭集団がフィニッシュ後も続々と選手がフィニッシュ。その表情には2時間仲間と走りきった充実感があふれていました。






チームタイムトライアル

JCF登録クラスはトッププロ3チームが三つどもえの戦い

チームTTは3人または4人チームで選手全員が同時にスタートし、先頭交代しながら規定の周回を走ったタイムで争う種目。シマノ鈴鹿ロードのチーム種目の中で、唯一チームメートと同時に走ることができる種目でもあり、仲間と息を合わせて走る楽しさ、脚力や脚質の違う選手同士が個性を生かしていかに速く走るかという戦略面の奥深さから毎年多くのチームが参加する人気種目のひとつです。今年も女子選手だけのチームで争うWOMENクラス、JCF未登録者のクラス、プロ選手も出場するJCF登録者のクラスに分かれてレースが行われました。

土曜日のJCF登録者のクラスには、翌日にシマノ鈴鹿ロードレース クラシックへの出場を控えた宇都宮ブリッツェン、ヴィクトワール広島、シマノレーシングが出場。三つどもえの戦いを繰り広げました。これらのチームの中でも、頭ひとつ抜けていたのが宇都宮ブリッツェン。6分40秒台のラップで3周した後、最終周回は6分31秒という圧倒的なタイムをマークし、2位のシマノレーシングと1分30秒ほどの大差を付けて圧勝しました。








5ステージ・スズカ

チームタイムトライアルでリードを得たNerebaniが個人総合・チーム総合のW優勝

4〜6人のチーム単位で参戦し、2日間にわたって5つのステージ、総距離106.2kmで戦う5ステージ・スズカ。マスドスタートのロードレースだけでなく、個人TTやチームTTもあり、個人の走力だけでなく、チームのまとまりや作戦も重要なレースです。今年は14チームの80人がエントリーしました。
本大会の始まりを告げる第1ステージは、4人の逃げグループでのスプリント争いを制したバルバレーシングの井上和郎選手が優勝し、リーダージャージに袖を通しました。

続く第2ステージの個人TTでは、Nerebaniの古閑祥三選手が優勝し、リーダージャージを奪取。同チームの加藤辰之介選手もステージ3位に入り、チーム総合でもトップに立ちました。

Nerebaniはさらに第3ステージのチームTTで2位を10秒近く離して優勝し、個人総合の1位と2位を独占し、チーム総合のリード拡大。第4ステージでは川崎嘉久選手が優勝、第5ステージでも同選手が2位に入るなど強さを見せ、リーダージャージを着用する古閑選手は集団内で堅実にフィニッシュ。個人個人の力に裏打ちされた見事なチーム力で個人総合、チーム総合のW優勝を果たしました。








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